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バレエピアニストを志したきっかけ

大学在学中にちょこちょこやっていたことも含めたら、バレエピアニストという仕事を15年ほどやっている(2度の産休を除く)ことになるが、一番はじめにこの仕事を志したのは高校生の時だった。

当時バレエのレッスンをしに通っていた地元のバレエスタジオには、3〜4人くらいのバレエピアニストさんがレッスンや舞台リハーサルの演奏をしに来ていた。
(何故かしょっちゅう入れ替わりがあったように思うが、常に3人くらいは抱えていたように記憶)

バレエにどハマりして最終的には週5回に増やしたレッスンのうちの2〜3回はピアニスト付きのクラスを受けていたと思う。

その時のピアニストは皆ある程度キャリアのある方ばかりで、ベテランの方もいて、「あの人だから弾けるんだ」くらいに思っていて、当時のわたしにとってはバレエピアニストはそれほど近い存在ではなかった。

ところがそのうち来るようになった新しいピアニストが20代前半の若い女性で、キャリアは他のピアニストに比べたらそんなにある訳ではなさそうだが、とてもピアノが巧くてセンスがあった。
性格も明るく気さくだった。
名前はTさんといった。
わたしはTさんによく話しかけるようになり、色々と話を聞いているうちに、憧れる気持ちが芽生えて、自分も将来はバレエピアニストの仕事をやりたいと思うようになった。

Tさんは名門音大附属音楽教室出身(だからピアノが巧い!)でありながら、ポピュラー作曲専攻で音楽専門学校へ進んで、当時は作曲をしながらバンド等でキーボードを演奏していた。
なので、恐らくバレエピアニストの仕事でこの先も食べていきたいとかではなかったんじゃないかと思う。
今はどうしているのかわからない。
(誰か知ってたら教えて下さい!)

バレエピアニストの仕事がやりたい。
その為にはピアノがもっと上手にならなければ。
音楽の勉強をたくさんしなければ。
そう考えて、まずは音楽大学ピアノ科を目指すことにした。
子どもの頃からピアノを習ってはいたけれど、特に専門的な教育を受けていた訳でもなかったので、高校2年から音大ピアノ科受験を目指すというとても遅いスタートだった。


その時から今に至るまでお世話になった人はとても沢山いるけれど、わたしにとって遠い存在だったバレエピアニストを身近に感じさせてくれて、憧れる気持ちを抱かせてくれたTさんがいたから、高校時代にTさんと出会えたから、今もわたしはこうして毎日あちこちのお稽古場でピアノを演奏させてもらっていると思っている。



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